土地の基礎知識

最強の職業と言われる「地主」になるには?

最強の職業と言われる「地主」になるには?

年齢が進むにつれて、また自身の年収や資産が増えるに従って、「資本主義」の残酷さが全身に突き刺さるかのような、自分の無力さを呪った経験がある人も少なくないのではないでしょうか。

筆者自身もその口でして、この資本主義世界において地主ほど有利なステータスを見たことがありません。

 

しかし、自身でも不動産事業を立ち上げ、人脈を増やしていく過程で、実は覚悟さえあれば誰でも地主(安定した、裕福な)になれる機会は広がっていることに気づきました。

今回の記事では、そんな地主になるにはどうすればいいのかを、まとめていきたいと思います。

 

地主の娘は金持ち?地主とは儲かる職業なのか?

地主にも実は色々種類があります。まずは、「地主」という言葉の定義を確認していきましょう。

Wikipediaでは以下の通り定義されています。

地主(じぬし、英: landlord)とは、(農地などの)土地を貸し付けて、それで得た地代(つまり「土地の貸し付け料」)を主たる収入として生活する人のこと。地主というのは、古代から現代に至るまで存在するが、その存在のありかたは各時代において異なる。封建社会では、支配階級を構成する領主が地主(封建的土地所有者)として最高の領有権を持ち、農奴から地代を収取した(領主権という強力な権力にものを言わせて、取り立てた)。封建制から資本主義へ移行したのにともない、「地主的土地所有」は「近代的土地所有」へと転化し、地主の存在も社会のなかで変化してきた、という歴史がある。

Wikipedia:地主

 

地主とは土地を貸し付けて得た地代で暮らすとあります。

「地主」だからと言って裕福であるわけではないという言説もありますが、たしかに田舎の奥地で土地を貸し付け、生活費程度の地代しか貰えないのであれば、我々庶民がイメージする地主の姿ではないのかもしれません。

 

しかし、生活費程度稼げる地主は、ナチュラルに労働から解放され完全リタイアを達成しているわけですから、やはり地主は最強と言える存在なのかもしれません。

親が土地を持っていたら生まれた瞬間から安泰という、少しゲーム設定のバグのようなことが起きてしまいます。妬まれるのも無理はない気がします。地主の子息・子女に生まれたら、都心私立校に進学するまでは黙っておいた方が良いのかもしれません。

 

都心の一等地に土地を持っていたりすれば、生活費を優に超える地代を得られるでしょうし、最近では都心周辺はタワーマンションがどんどん建設されており、ディベロパーに莫大な価格で売却している場合も、巨万の富が家系に流れ込んでいるはずですね。

Yahoo!知恵袋に「地主の娘は金持ちなのか?」といった趣旨の質問がありましたが、回答欄を見ると地主という存在へ強い当たりをしているアカウントも見られました。

「地主の娘ってお嬢様ですか?」

田舎の田んぼ持ちの娘はお嬢様じゃなかろ。同じように、成り上がりのIT長者の娘もお嬢様とはいえんだろ。旧華族とか宮様につながるとか、そういう由緒正しき家柄の娘以外はお嬢様じゃない。ぎりぎり譲って、大企業の創業家で、創業者の孫にあたる代の娘。

地主の娘ってお嬢様ですか?

 

「お嬢様」の定義の話ですから、ちょっとズレた回答になっていると思いますが、「裕福な地主の娘」はお嬢様と言えるでしょう。とはいえ、労働が必要ないくらいの地代が貰えるほどの地主であれば、十分にお嬢様と言ってもよい気もします。

 

〜ブログらしく〜地主は本当に最強か?土地持ちは勝ち組?

上記では地主の定義から、地代で生活できるのが地主ですので、ナチュラルに労働から解放されているという点から最強という話をしました。

しかし、労働から解放されて、働かなくていいから勝ち組、最強であると言い切るのは時期尚早かと思います。

 

個人ブログですので、筆者の35年程度の人生経験から、個人的意見を述べさせていただきます。地主は最強であり、勝ち組であることは間違いありません。

しかし、これは資本主義という側面で最強であるということです。

人生には様々な幸福の尺度があり、労働なしで報酬を得られることのみが幸福とは定義されない、あやふやなものです。例えば、報酬よりも社会地位や、人との強固な繋がり、好きなこと・得意なことを職業にするなど、人によって幸福の尺度が違います。

 

地主の子息・子女に生まれても、社会的地位が低い、親しい仲間がいない、充実感ある仕事ができていない、退屈であるなどなど不幸を感じている人も多々いるでしょう。

また、地主の家に生まれたことにより、強い資本主義上の勝ち組にこだわる人間からは妬まれ、批判されますので、これも不幸ポイントです。

 

「地主に生まれたら最強、勝ち組だ」などと人はシンプルに片付けたがりますが、そんなに世の中、人生単純なものではありません。

筆者のように30歳くらいまで資本主義の奴隷として富を渇望していた人間としては羨ましい限りでしたが、35歳の今では、彼らにも特有の悩みがありそうだなとすら思います。

とはいえ、経済環境が厳しい家庭に生まれた人達に比べたらとても恵まれていることは間違いなく、傲慢な態度を取るのは違いますよね、という感じです。

 

筆者の長年の友人も地主の息子で、都心の土地持ちでマンション経営をしていますが非常に謙虚です。同氏は一族の相続問題や結婚相手の親族との確執など、地主特有の悩みは抱えておりよく相談には乗ります。

かなり恵まれていますが、筆者が富を渇望していた頃も良好な関係でしたので、結局は人間はその人の属性云々に関係なく、傲慢な人間が嫌いであるということですね。

 

地主はずるい?世間の悪いイメージ

地主は人生ゲームのバグですので、かなり嫉妬される対象です。

 

地主はクズ、性格が悪い人間が多い

地主はクズなのかー。筆者のサンプルは4人しかいないのですが、また個人的な偏見100%ですが、1/4が該当します。やはり、生まれた時から両親が労働者の悪口を子に聞かせすぎたのではないかと思います。

「生まれも実力のうち」と彼の口から飛び出た時には耳を疑いました。「運も実力のうち」という言葉は筆者は結構お気に入りなのですが、生まれた場所の運だけは除外です。

 

「運も実力のうち」のこの実力は「行動力」を筆者は表していると思います。行動の数だけ幸運を引き寄せる機会に恵まれますので、行動の結果引き寄せた運は実力と言えると感じます。もちろん悪運も引いてしまう機会も増えますので人生はそれが面白いですね。

なので、「生まれも実力のうち」なんて思想の地主とは距離を取りたいところです。

 

地主の息子は世間知らず

地主の息子は世間知らずなのかー。

アルバイトなどをする経験がない、公立小学校、中学校などに通ったことがない場合、それはそれは世間知らずと言えるでしょう。医者は世間知らずという話もよく聞きますよね。

株式投資の世界でも医者の投資リターンは著しく低くなると、バリュー投資の父・ベンジャミングレアム氏の本にも書いてありました。

 

都心地主の息子であれば、幼稚園から私立で、世間を知らずに社会に出るものと思います。一流企業に勤めれば、その環境も富裕層がたくさんいるコミュニティですので、そのまま世間知らずのまま定年を迎えることもあり得ます。

一流企業の多くがB to B、もしくはB to Cでも上流で、一般庶民と関わることがありませんからね。

筆者の友人4人も、ここだけの話ですが世間知らずではあると思います。しかし、社会の汚い部分なども知らずに育ってきていますので、上記の傲慢な地主の息子を除いて、残りの3人は聖人のようです。

 

5年ほど前までは筆者は世間一般を知らないで社会に出るのは騙されたりするので危険だとか、事業を起こしたくなった時に苦労するなど思っていました。

しかし、裏切られた気分になるかもしれませんが、全然そんなことはありません。上流の人々は上流で人生を終えるので、社会全体を知る必要はないのだな、と最近考えを改めました。大学や就職などもナチュラルにコネを使いますし、やはり教育にお金をかけられているので仕事についていけないなんてこともなく、実際に仕事ができます。

 

我々庶民はメンタルブレイクしそうな話ですよね。事業を起こす際も富裕層向けの事業だったりで、マス向けは展開しません。

マス向けの事業を立ち上げる時も消費者の需要など、筆者のような庶民でも結局は、初期は分かりませんでした。実際に実行に移して軌道修正していけば良いだけで、幼少期にマスと関わる必要があるのかというと、あまりない気がします。

 

もはや漫画NANAのような危ない世界に飛び込んでしまいそうで、恐怖すら感じます。筆者が地主であれば、子息・子女はやはり私立一貫校に通わせると思います。

彼らは聖人すぎるので、どこかで騙されなければいいなと思うのですが、彼らの家系の繋がりの組織の防御力は侮れず(唐突な不運については無理ですが)、筆者のような一般庶民とはそもそも違うのだなと、35年の人生でようやく気づきました。

 

〜Coffee Break〜東京地主ランキング

流石に個人名で地主は特定できませんが、上場企業名であれば簡単に検索でヒットします。

当たり前ですが、東京・丸の内の地主である三菱地所がぶっちぎりの一位です。2.5兆円程度の土地を持っていると同社のBSで示されています。

ランキング1位は三菱地所。東京・丸の内エリアの開発などで知られる、言わずと知れた総合不動産の一角だ。直近決算では2兆4578億円に上る土地を貸借対照表に計上している。3位の住友不動産、5位の三井不動産など大手不動産が上位に並ぶのは、まさに本業である不動産の土地を莫大に保有していることであり、当然といえる。

土地をたくさん持っているトップ500社

 

三菱地所といえば、就職最難関企業の一つであり、社員の給与や待遇も厚く、大人気企業ですね。そして実は鉄道会社であるJR東海も2.3兆円程度の土地を保有しており、駅・路線など全国津々浦々で三菱地所に迫る勢いです。

三菱地所の決算関連資料

 

3位は都心超高級マンション・ラトゥールなどで有名な住友不動産、4位にやはり東日本旅客鉄道で、5位でようやく三井不動産です。トヨタ自動車は名古屋を中心とした工場でしょうね。海外も含めるとさらに大きくなると思います。

土地をたくさん持っているトップ500社

 

地主になるには?地主としての初期の稼ぎ方は?

ゼロから地主になるには、不動産投資家になるほかありません。

最初は自身のキャッシュ(数百万円程度)を使い、小さな物件で大家業を始め、数軒貸し出し実績を作りましょう。

その実績をもとに、銀行から借り入れを行い、さらに所有物件を増やしていきましょう。これでもはや地主ですが、最初は大家業だけでも生活できる規模を目指しましょう。

その後、さらに拡大していく中で、都心に向かっていきましょう。その拡大途中で得られる人脈を活用し、本来は譲って貰えない土地を、他地主から買い取れるようになって来れば、「上流のパス回し」に参加できますので、立派な地主として花開くでしょう。

 

ただ、時間はかかりますので、覚悟を持って取り組むことをお勧めします。

三菱地所や野村不動産出身者によって運営される総合不動産コンサルティング

不動産は情報がものをいう分野であるということに異論がある方はいないでしょう。

情報の有無で数千万円、時には数億円の差がでてくる資産です。

 

一言に不動産会社といってもアクセスできる情報やサポートは様々です。

不動産投資や居住用不動産を選ぶために最も重要なことは広く深い情報にアクセスできて真摯に対応してくれる不動産会社に相談をすることです。

 

筆者が実際に居住用不動産や投資用不動産でお世話になっている森商事は「三菱地所」や「野村不動産出身」のエリートによって運営がなされています。

更に森商事は代々東京で不動産を営んでいる家系でありアクセスできる情報の深さと広さに信頼感があります。

以下の用途で不動産に関わりたいと考えている方は一度相談してみることをおすすめします。

✔︎ 価格に見合う素晴らしい賃貸に住みたい
✔︎ 住んでいる不動産をリノベーションしたい
✔︎ 住んでいる不動産を売却したい
✔︎ 収益性が高い投資用不動産をみつけたい
✔︎ 保有不動産の客付を行いたい
✔︎ 既に保有する不採算物件をできる限り高値で売りたい

 

あらゆる分野に関して他の不動産会社に比して素晴らしい提案がなされるかと思います。

相談に関しては無料で対応してくれているので気になることがある方は問い合わせてみましょう。

 

不動産の総合アドバイザー

不動産のことなら森商事

※三菱地所や野村不動産出身者が運営

 

 

 

 

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